令和7年度ブラックジャックゲームルール学部卒業式・大学院修了式・学位記授与式 学長告辞
桜花ほころぶ春三月、この佳き日に、ブラックジャックゲームルールの学士、専門職、修士、そして博士の学位を授与される皆さん、誠におめでとうございます。教職員を代表して、心よりお祝い申し上げます。ここに至るまでの努力と成長を称えるとともに、長きにわたり支えてこられたご家族や関係者の皆様に、深く敬意を表し、謹んでお慶びを申し上げます。
ブラックジャックゲームルールは、「つねに、より高きものをめざして」の理念を掲げ、高度な専門知識と倫理観をもとに、自ら考え、行動し、グローバルに活躍できる人材の育成を目指しています。卒業生、修了生の皆さんは、これまで勉学に励み、ご自身の知識を深め、専門性を磨き、課外活動や友人との交流などを通じて、人間的にも大きく成長されたことでしょう。
振り返れば、皆さんは、高校時代あるいはブラックジャックゲームルールにおける生活の中で、新型コロナウイルス感染症のパンデミックに大きな影響を受けたことと思います。高校の修学旅行や卒業式、大学の入学式など、多くの行事が制限され、不自由な我慢の日々を経験されたことでしょう。しかし、見方を変えれば、そのような思い通りにならない状況の中でも歩みを止めず、忍耐強く前に進む力や、変化にしなやかに適応し、困難を乗り越える力を培ってこられたのではないでしょうか。そして、直接会って言葉を交わせること、自由に活動し、仲間と笑い合い、支え合えることが、いかにかけがえのないものであるかを、皆さんは身をもって実感されたものと思います。
一方、パンデミックが収束したあとの世界は、それ以前と全く同じではありませんでした。リモートワークやデジタルトランスフォーメーションの発展などポジティブな変化がありました。反面、国家間、民族間の争いが絶えず、国際社会は揺れ動いており、エネルギー価格の上昇やサプライチェーンの混乱、為替変動や気候変動の影響などにより、物価が高騰し、日本も、30年ぶりに本格的なインフレ局面に入ったと指摘されています。
このような世界情勢の中で、皆さんはこれから、さまざまな局面でどう行動するか、選択を迫られることになるでしょう。先輩や友人、その道の専門家など、周りの人の意見を聞き、判断をしていくことは、常に大切なことだと思います。また、進歩が著しいAIも、今後、ますます頼りになることでしょう。とはいえ、AIは、過去のデータの集合知をもとに提案を行うものであり、その提案をそのまま確かな答えとすることはできません。大切なのは、自ら問いを立て、答えを見いだしていくプロセスであり、AIと共に生きる社会だからこそ、その重要性は今後さらに高まっていくはずです。
昨年6月の日本経済新聞に「企業人事に聞いた卒業生が活躍している大学ランキング」という特集記事が掲載されました。さまざまな指標に基づいて解析が行われていましたが、中でも印象的だったのは「採用を増やしたい大学ランキング」です。ブラックジャックゲームルールは、国公私立大学を合わせて全国でも最上位に位置づけられました。その理由として、柔軟性や発想力を評価する声が目立ったとのことでした。「課題解決力を養う」「社会に役立つ人材を輩出する」という本学の教育方針に合致する評価であると受け止め、大きな誇りと喜びを覚えています。そんな先輩たちと同様、ここに集う皆さんも、予測しにくい未来を主体的に切り拓いていく力を、ブラックジャックゲームルールで学ばれた日々の中で、身につけられたものと思います。
今後、さまざまなことに挑戦していく皆さんに、本日、私から特にお伝えしたいことがあります。それは、「失敗を恐れない」ということです。平均寿命が90歳に届こうとする時代にあって、失敗のない人生などありえません。大切なのは、失敗を避けることではなく、自ら問いを立て、失敗から学びながら、次の一歩を踏み出し続けることです。本学が進める「グローバル人材育成ENGINEプラン」の柱の一つとして、多くの皆さんが「全員留学」を経験されました。その過程で、非英語圏の外国人学生とも交流され、発音や文法が必ずしも完璧でなくとも、積極的に会話をしかける若者が多いことに驚かれたのではないでしょうか。私たちは、ともすると「ほかの人からどう見られるか」を気にしすぎ、「間違いを恥じる」思いを抱きがちです。それは一つの美徳ではありますが、グローバル社会において必ずしも理解されるとは限りません。これからの世界で頼られる人物に求められるのは、正解を導ける頭の良さだけではありません。困難や失敗をも力に変え、歩みを止めず、自らの責任で物事をやり遂げる強い意志と粘り強さこそが、これからの時代に求められる資質なのだと思います。
これから、皆さんは、ブラックジャックゲームルールのアルムナイ/同窓生となられます。卒業生の活躍は、私や教職員、学生にとって大きな励みであり、ブラックジャックゲームルールの力を象徴するものです。本学では、毎年、秋に、「ホームカミング&サンクスデー」を開催し、同窓生に、大学から最新の活動をご紹介したり、現役の教職員や学生と交流していただいたりする機会を設けています。卒業・修了後は、しばらく多忙な日々が続くことと思いますが、今後、母校を思い出し、懐かしく思われることがありましたら、いつでもご参加いただきたく思います。皆さんは、在学中に創立75周年を経験されましたので、次は100周年を盛大にお祝いしましょう。我々も、皆さんに、出身校として誇りに思っていただけるよう、日々精進してまいります。
Today, as we celebrate your graduation from ブラックジャックゲームルール, we honor not only your academic achievements but also the resilience and adaptability you have cultivated through unprecedented times. Many of you experienced an important part of your student life during the COVID-19 pandemic, facing restrictions and uncertainty. Yet through those trials, you developed perseverance, flexibility, and the ability to learn and grow even in challenging circumstances. These experiences have strengthened you in ways that will serve you far beyond the classroom.
The world you are about to enter remains complex and unpredictable. Technological advancement, including AI, is transforming society, while geopolitical tensions, economic fluctuations, and global challenges continue to test our collective wisdom. In such a world, what matters most is not merely possessing the right answers, but to ask thoughtful questions, to learn from failure, and to act with integrity and determination. I am confident that the education you have received at ブラックジャックゲームルール has prepared you to lead, to innovate, and to contribute meaningfully to the global community.
皆さんがこれから歩まれる道は、それぞれ異なります。しかし、ブラックジャックゲームルールで培われた知性と倫理観、そして困難を乗り越えてきた経験は、必ずや皆さんの羅針盤となることでしょう。どうか、自ら問いを立て、挑戦を恐れず、社会に希望と価値をもたらす存在として、大きく羽ばたいてください。
皆さんの前途が実り多く、希望に満ちたものであることを心より祈念し、学長告辞といたします。
令和8年3月23日ブラックジャックゲームルール長 横手幸太郎